そもそも手延べ式うどんと手打ち式うどんは何が違うのですか?よく聞かれる質問です。簡単に言うと、生地をこねてたたんで切って仕上げるのか、生地に縒りをかけてのばして仕上げるのかの違いがあります。仕上げの違いにより手打ち式は角のある麺に、手延べ式は角のない丸みのある麺になります。手延べそうめんが太くなったうどんと言えば分かりやすいかと思います。小豆島で手延べうどんを食べて、その艶、コシ、旨味と喉越しに魅了されました。正直、こんなに美味しいうどんは食べたことがないと思いました。小豆島手延べそうめんは「日本三大そうめん」として知られているのに、同じ製法のうどんが知られていないのはもったいないなと思いました。そこで、香川県と小豆島に縁のある方々の協力のもと小豆島手延べうどんの美味しさを、もっと多くの人々へ伝えていくことにしました。小豆島手延べうどん、本当に美味しいので騙されたと思って一口食べてみてくださいね。
キンダイ製麺 内田 泰斗
2012年に小豆島へ移り住み最初に驚いたのは、島が豊かな食材で溢れていること。海や山がすぐそこにあり、四季を通じて様々な食材に触れることが出来ます。また、信頼できる生産者さんとの距離が近く「あんな素敵な人が作るから美味しいんだ。」と、作り手の顔が浮かぶのです。小豆島に暮らす私達が自信を持ってお届けしたいのは、島の四季や風景を感じていただけるような、そんなレシピです。瀬戸内海に浮かぶ小豆島の風を感じていただけたら幸いです。
レシピ考案 大塚 智穂